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ギャンブル「パチンコ・パチスロ」依存症とは
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依存とは=物や行為、或いはに人に頼って生活する事をいいます。
パチンコ・パチスロ依存症は世界保健機関(WHO)が認定しているれっきとした病気であり、正式な診断名は「病的賭博」である。
低投資で大金を獲得できる場合もあるため、パチンコにのめり込む傾向がある。
また、パチンコの大当たり時には脳から大量にβーエンドルフィン、ドーパミンなどの神経伝達物質(脳内麻薬とも呼ばれる)が分泌される。
この為一種の「薬物依存」に近い状態に陥り、パチンコに依存する恐れがある。
【フリー百科事典ウィキペディア】より |
遊びから始まったたかが「パチンコ・パチスロ」
しかし、パチンコ・パチスロ依存が習慣化すれば様々な問題を引き起こします。
やめようと思ってもやめられず、身内や家族を欺き秘密が多くなります。
その結果、小遣いだけでは治まらず、クレジットやサラ金に多額の借金をするまでのめり込んでいきます。
私達は良い習慣を継続させようと思っても中々継続できませんが、悪い習慣はどうでしょう?
ここで終わらせたいと思っても、逆にズルズルと長く引きずってしまいます。
このズルズルと引きずってしまう例がパチンコ・パチスロの依存、しいては依存症にほかなりません。
例えば「タバコ」は体に悪いとわかっているのに中々止める事ができません。
どれだけ規制され制限されても人目を盗んでタバコを吸います。
こうした悪い習慣の結果、私の様に体を壊して初めてそのタバコの害の恐ろしさを実感するのです。
パチンコ・パチスロ依存症とは上記にある通りの病気です。
総てがマイナスに転じ、家庭や仕事など色々な面に支障がでてきても尚、パチンコ・パチスロから抜け出す事ができない病気です。
それはとても常識的な遊びとはいえません。
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私達は嫌な事やストレスが溜まったりすると、それを解消するための方法を身に付けています。
それは汗を流すスポーツであったり、家族であったり、好きな趣味であったりします。
しかしそうした環境になくこれといった趣味もない人が、たまたま入ったパチンコに大勝し、嫌な事も忘れて楽しく遊べたとしたら、その度に入り浸ったとしても不思議ではありません。
それがギャンブルの恐ろしさです。
一度満たした心の隙間をを容赦なく浸食し始めます。
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パチンコ・パチスロと縁を切る方法は、タバコを止めるのとよく似ているかもしれません。
ただタバコは止める為の支援環境が整っています。
禁煙補助薬、禁煙外来、地域、職場など社会全体がニコチン排除の流れになってきています。
それに比べパチンコ・パチスロ依存症は「病気」だといわれてもその判断が難しく、外から判断できる訳でもありません。
私の経験からするとその「病気」の判断は
- パチンコ・パチスロの為に生活が困窮した。
- パチンコ・パチスロの為に借金をした。
- パチンコ・パチスロが生活習慣の一部になっている。
これだけで十分でしょう。
焦りや不安、自己嫌悪、秘密など、もし自分にそう思い当たる節があれば「私は病気だ!」そう思って間違いありません。
私はタバコを止めて8年目に入ります。
タバコ歴30年、禁煙前は一日40〜60本吸っていました。
禁煙のきっかけは肺の病気です。
今でも時々無性に吸いたくなる時があります。
しかしその思いも今は一瞬で消えてしまいます。
禁煙当初は体がニコチンを要求します。
頭の中には違う人間が共存しているようです。
タバコを吸ってリラックスしている自分と、それはいけないとセーブする自分です。
そうした繰り返しが頻繁に訪れます。(強迫観念)
夢にまで押しかけてきます。
やがて一か月もすると自分を冷静に振り返る事ができるようになります。
これは大きな前進です。
この体験を総てパチンコ・パチスロに置き換える事はできませんが、物と行為の違いはあっても「脳と心を揺さぶる」一連の強迫観念は何も変わりません。
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パチンコ・パチスロ依存症という病気と向き合う
できれば、これまで「パチンコ・パチスロ」で失った負の財産をノートに書き出して下さい。
パチンコ・パチスロにかかわった膨大な時間でもいい、金額でもいい、家族の事でもいい、仕事の事でもいい、とにかく洗いざらい何でも書き出して下さい。
一度頭の中を整理しましょう。
そして貴方に余裕があれば、「パチンコ・パチスロ」で得たプラスの部分も書き出して下さい。
こうして書きだす事でいつでもその時の自分を再現できます。
いかに愚かだったか、「パチンコ・パチスロ」で得たプラスがどんなにちっぽけな事だったか、このまま行けばどうなるか、いつでも確認する事ができます。
私はこのサイトでやたらと「パチンコ・パチスロ」を連発してきました。
ギャンブル依存症につける薬はありませんが、私は自分の過去をさらけ出し憎しみを込めて書き出す事で、「パチンコ・パチスロ」は悪というすりこみを頭にたたき入れたつもりです。(笑)
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自分自身の甘い囁きには絶対惑わされないで下さい。
それはあたかも何事もなかったかのように「少しでも負けを取り返せればいい」とか、「一日4〜5千円でも勝てば月に10万円のプラスになる」とか、ふっと頭をよぎります。
特にお金を持った時です。
そこで負けたらまた振り出しです。
またドップリと出口の見えない闇に入ってしまいます。
断ち切ることの難しさは依存症といわれるアルコールも、ニコチンも、薬物も、みな同じです。
とはいえ、そこから逃れたいのなら自分自身が行動を起こさなければ何も始まりません。
どのような取り組みも「自分次第」だという事は間違いのない事実です。
自分が病気だと心底自覚できれば、やり方、方法は違っていても必ず回復できると信じています。
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パチンコ・パチスロ絡みの事件が絶えません。
特に中高年の犯罪は家庭、身内をも巻き込んだ悲惨な事件が多く、改めてギャンブルの恐ろしさを感じます。 |
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これまでの自分の行動を振り返りまとめてみました。
この病気は、本人の自覚なくして改善はあり得ません。環境適応・感情操作・金銭感覚・秘密行動を取り上げています。一度チェックしてみてください。
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